月周回衛星「かぐや」
「かぐや」は、2007年9月に打ち上げられた月周回衛星。
月の科学観測を行うための日本初の衛星です。
月を周回しながら、月の地形・環境・鉱物などを探査しています。
また、ハイビジョンカメラを搭載しているので、月や地球の映像を鮮明に撮影することが可能。
テレビのニュースなどで、月の地平線から地球が昇ってくる映像を見た方も多いでしょう。
この美しい映像を撮影するためには、撮影中に衛星の位置をきちんと制御しないと、映像がブレてしまうため、大変難しかったそうです。
しかし、それを成し遂げた日本の技術力は非常に高いと言えます。
この「かぐや」を中心とした月探査計画は「SELENE(セレーネ)計画」と呼ばれています。
今後の日本の宇宙開発事業、人類が月で生活するための研究などのために役割を果たしています。