月探査のこれからについて
日本の月探査プロジェクト「SELENE計画」では、衛星「かぐや」が様々な観測データを送っています。
しかし、月探査は日本だけではなく、中国やインドも月探査競争に参加し、しのぎを削っています。
中国は、2007年10月に中国初の月探査衛星「チャンア(嫦娥)」の打ち上げに成功しました。
これは有人宇宙船「シェンチョウ(神舟)」に続く、大きなプロジェクトであり、長期的な計画が立てられています。
計画では、20012年には無人探査機を打ち上げて探査車で月面の調査、2017年には月の石を持ち帰る帰還機の打ち上げ、2024年には有人宇宙船を打ち上げる、としています。
インドは、2008年4月に月探査衛星「チャンドラヤーン1号」の打ち上げを予定しています。
インドはミサイルや人工衛星で独自の技術開発を進めていること、国境問題のある中国との宇宙軍事技術競争もあり、注目されています。
今後、インドはロシアとの共同探査機「チャンドラヤーン2号」の打ち上げや、2020年までに有人月探査を計画しています。
月の資源
世界各国が月探査を行っている背景には、将来的に月の資源を獲得するため、という思惑があるからです。
月には、ヘリウム3、ウラン、チタンなどの物質や鉱物資源があると推測されています。
中でもヘリウム3は、地球上にはほとんど存在せず、核融合を利用した発電を行うための次世代燃料としての利用価値があります。
また、月探査衛星「かぐや」の後継機は、2010年代に打ち上げることが決定していて、探査車で月面を掘って資源を採取する予定です。